今年初めて開催された社内表彰制度「TBK WAYアワード」。
組織全体で同じ軸を持って行動できる文化を育むことを目的としており、2025年11月3日に初めて開催されました。6名の受賞者の中から、今回は「多能工の達人」福島工場 第一製造課 鈴木達也さんにインタビューさせていただきました。

教育・品質・対応力で光るその実力
TBKに勤務して16年目。班長代理として現場を支え、教育・品質・対応力のすべてで高い評価を得てきた鈴木さん。そのスキルから、TBK WAYの6つの価値観の1つ「PURSUE EXCELLENCE (最高を求めよう)」を実践する社員として表彰されました。推薦した上司の斎藤さんも、「真っ先に浮かんだ」と語るほどの活躍ぶりです。果たしてどのような活躍をされているのでしょうか。
受賞が決定したときの気持ちは?
ーまずは受賞おめでとうございます。受賞が決まったときのお気持ちは?
「素直に嬉しかったです。推薦してくださった方のおかげですし、上司にも恵まれているので、その支えあっての受賞だと思います。」
受賞が決まった時は「驚いた」と笑う鈴木さん。職場からも「おめでとう」と多く声がかかったと話していました。
「鈴木さんのような人が欲しい」他班が羨むほどのスキルとは?
上司の斎藤さんは、今回の推薦理由について次のように語ります。
「浅く広くではなく、器用に何でもできる。”鈴木さんのような人が欲しい”といろいろな班から言われるほどの大切な人材です。」
〈鈴木さんのスキルが光るエピソード〉
・人員不足時に、短時間で新たな工程を作業・品質ともにほぼ100%で習得
・機械設備のトラブルなど鈴木さんに相談すればなんでも解決してしまう
・新人や間接部門からの応援者など、さまざまなバックグラウンドの人も的確に教育
「新人が来たら、つい鈴木さんに預けてしまう」と語られるほど、現場の鈴木さんに対する信頼はとても厚いです。

「探求心」が原動力、教育を行いながら工程の50%をこなす
ー普段はどのようなお仕事をされていますか?
「新人の教育・管理をしながら、自分が担当するラインは少量多品種なので、隙間時間に複数ラインを調整しつつ作業しています。週で10ライン近く担当することもあります。」
鈴木さんは、在籍する工場における工程の50%を身に着けており、「そんな人は他にはいない」と評価されるほどの技量を持っています。技術習得の秘訣は、「一つ覚えると、とことん知りたくなる探求心」と話していました。
ー新人教育のポイントは?
「資料だけでは伝わらない現場ならではの「勘やコツ」を、相手が理解しやすい言葉に置き換えて伝えることを大切にしています。」
教育する人の習熟度によっても教え方を変えている鈴木さん。作業中にもコミュニケーションを取りながら、その人に合った教え方をすることを意識しているそうです。

休憩中にも積極的に会話をするそうで、「常に誰かといることが多い」と話していました。
技術の高さだけではなく、その人柄においても、多くの人が鈴木さんを頼りにしている理由だと感じました。

「技能検定に挑戦!」鈴木さんが思い描く次の目標
ーこれから挑戦したいことは何ですか?
「まだ覚えることがたくさんあるので、もっと多くの製品に携わりたいです。今は1種類ですが、イチから1人で作ることのできるブレーキ製品も増やしていきたいと思っています。」
また、教育に関しても、「教えるスキルをもっと伸ばしたい」と語ってくださいました。
さらに、新しい挑戦として「機械の技能検定にも挑戦してみたい」とのこと。
上司の斎藤さんからも「ぜひ積極的に選出したい」と後押しされています。
<TBK WAYについて>

TBK WAYは、当社が大切にする6つの価値観で、2025年度より公開されました。時代の変化にスピーディーに対応していくため、社員一同実践に励んでいるところです。
2025年11月3日に開催された「TBK WAYアワード」では、社内から推薦者を募り、それぞれのTBK WAYにふさわしい活躍をしたと思う人に各部門の部長が投票しました。6名の受賞者が選ばれ、社長より表彰状を受け取りました。
「多能工の達人」が支えるTBKの現場力
探求心と責任感を持ちながら目標に向かって努力を重ね、相手に合わせて動ける柔軟さと、現場を支えるコミュニケーション力を併せ持つ鈴木さん。まさに第一製造課の“多能工の達人”として現場の中心で輝き続けています。今後のさらなるご活躍が非常に楽しみです。
また、鈴木さんの姿勢に刺激を受け、会社全体で「TBK WAY」をさらに実践していければと感じています。