当社は、8月20日付で「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言を提出し、9月26日に同運動のポータルサイトに賛同企業として掲載されました。東京都町田市に本所・本社・本店を置く565法人(※1)のうち、製造業としては初の宣言となります(※2)。
※1:総務省・経済産業省「令和3年経済センサス活動調査」より。
※2:2025年9月6日までに新規に自主行動宣言を提出した企業・団体において。当社調べ。
現在、物流業界は、深刻な人手不足や長時間労働、CO₂排出などの課題に直面しています。国土交通省を中心に進められる「ホワイト物流推進運動」は、こうした課題を解決するため、企業における労働環境改善や効率化の取り組みを促進するものです。2019年の開始から2025年9月6日までに参加を表明した企業・団体は全国で3307社となっています。
■TBKの取り組み内容
TBKグループは、荷主・物流事業者・取引先と連携し、情報共有や納品条件の見直し、荷待ち削減などに取り組んでいます。これにより、輸送の効率化とトラックドライバーの労働環境改善を両立させています。さらに、集荷先や配送先の集約、混載便の活用、発注量の平準化により輸送回数を削減し、資源の効率的利用とCO₂排出量削減に貢献しています。
【運送内容の見直し】
●物流の改善提案と協力
持続可能な物流体制の構築に向けて、荷主・物流事業者・取引先と連携し、情報共有や納品条件の見直し、荷待ち削減など物流改善に積極的に取り組みます。これにより、輸送の効率化とトラックドライバーの労働環境の改善を図ります。
●集荷先や配送先の集約
集荷先や配送先の集約を進めるとともに、混載便の運行を積極的に行い、積載効率の向上と輸送回数の削減による物流の効率化に取り組みます。これにより、トラックドライバーの負担軽減と持続可能な物流の実現を目指します。
●発注量の平準化
物流の効率化と安定的な輸送の確保に向けて、発注量の平準化を図る計画を策定し、繁閑差の少ない出荷体制の構築に取り組んでいます。これにより、運送業者の安定稼働とトラックドライバーの負担軽減を推進します。
【安全の確保】
荷役作業時の安全確保を最優先とし、作業手順の標準化や安全教育の徹底、防護具の着用義務化などの対策を実施しています。これにより、労働災害の防止と作業環境の向上を図ります。
【独自の取り組み】
TBKグループ全体でInnovation9.9※3に取り組み、生産効率の向上・最適な物流体制の構築・コスト低減を推進し、持続可能な物流の実現を目指しています。
※3:Innovation9.9はTBKグループ全体で推進する「生産効率の向上、最適な物流体制の構築、コスト低減」を目的とした改革活動です。
■今後の展開
当社は輸送効率の向上と車載ソリューションによるトラックドライバーの負担軽減に取り組むとともに、町田の製造業を牽引する企業として地域と連携し、持続可能で効率的な物流体制の推進に寄与します。
当社の取り組み・行動宣言については下記よりご確認ください。