Challenge to the future ～未来への挑戦～
株主の皆様におかれましては、平素より格別のお引き立てを賜り、心より厚く御礼申し上げます。
当社グループは経営理念に「お客様に喜んで頂く商品をつくり、社会に貢献する。」を掲げております。自動車業界の変革期に当社グループが未来に向けて目指す姿を「時代に合った価値をスピーディーに創造する企業」としたVISION2030（※）を策定しました。2022年4月からスタートしている「第15次中期経営計画」の3年間はVISION2030の1期目となります。
当社グループが属する自動車及び建産機業界は、技術革新と環境への配慮の高まりから、特にEVとハイブリッド車へのシフトが市場の成長をけん引していくと予想しています。さらに、商用車については輸送の安全性はもとより、効率を向上させ、環境への負荷を最小限に抑えることも求められています。
こうした中、第15次中期経営計画最終年度である2024年度は、「Challenge to the future ～未来への挑戦～」のスローガンのもと、「企業価値向上の取り組み」「新領域への挑戦」「ESG経営の取り組み」で掲げた各施策を遂行するため、これまで進めてきた変革をさらに加速させます。
また、収益力強化のため、2024年1月に連結子会社の吸収合併を行いました。経営資源の集約を進め、シナジー効果を創出します。「新領域への挑戦」として、エンジンアシストシステム、サーマルマネジメントシステム、e-Axle等の電動化製品の開発に取り組んでいます。これらは自動車及び建産機業界の技術革新に必ず貢献できるものと確信しております。このほかにも、アルミ鋳物（GDC）やロボット関連などの新規事業の拡大を進めます。
当社グループは、社会にとって必要とされる企業であり続けるために、既存の枠に捉われない新規事業に挑戦し、顧客満足と価値創造により、アジアのリーディングカンパニーを目指します。
今後とも株主の皆様の一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
※第15～17次中期経営計画期間を対象とする。詳細はこちら。