サステナビリティ
TBKグループ人権方針
当社グループは、「お客様に喜んで頂く商品をつくり、社会に貢献する。」という経営理念のもと、重要保安部品であるブレーキおよびエンジン冷却・潤滑の機能部品であるポンプ等を安定供給することで物流の安心・安全を支えています。
また、長年培ってきた鋳造・加工技術を活用したモノづくりをはじめ、新時代に向けた電動化ソリューション開発にも力を注ぎ、循環型社会に貢献する企業を目指しており、国際社会の一員として人権を尊重し、人権侵害に加担しないことを社会的責任と考えます。
「国際人権章典」、「労働における基本的原則および権利に関するILO宣言」等の国際的規範を支持・尊重し、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」などの国際的なガイドラインに沿って以下の方針を制定しました。
1.基本姿勢 当社グループは、国際的に認められた人権を尊重し、全ての企業活動において、これを守り、促進することを公約します。人権を侵害する行為や、それにつながる行為から距離を置くことを宣言します。
2.適用範囲 本方針は、当社グループの全ての役員と従業員(嘱託社員、有期契約社員、派遣社員を含む)に適用されるとともに、サプライヤーやビジネスパートナーの皆さまに対しても、人権尊重の理念を共有し、遵守を期待します。
3.人権デュー・デリジェンス 定期的に人権リスクの評価を行い、発見された問題に対しては迅速に対応を行います。また、リスクの緩和策を講じます。
4.救済と是正 人権侵害が発生した場合には、適切な救済措置と速やかな是正措置を取ります。
5.ステークホルダーとの対話 定期的にステークホルダーとの対話を行い、その意見を人権方針に反映させます。
6.情報開示 人権に関する取り組みと進捗について、透明性を持ってホームページなどで定期的に情報開示します。
7.周知・教育 従業員に対して人権方針を周知し、定期的な教育を実施して、理解と意識の向上を図ります。
8.法令遵守 各国の法令はもとより、国際的な人権基準に則って行動します。また、事業活動における人権リスクに対する法的要件を遵守します。
本方針は、取締役会の直轄機関であるサステナビリティ委員会での承認を得ており、代表取締役社長により署名されています。
2024年10月21日
株式会社TBK
代表取締役社長 尾方 馨
「Human Right Award」を2年連続で受賞
TBKK (Thailand) Co., Ltd.は、タイ王国法務省より人権活動への貢献を認められ、「Human Right Award 2024」を2年連続で受賞しました。タイ王国法務省からは、TBKK (Thailand) Co., Ltd.の取り組みについて「他企業の模範」と高く評価され、持続可能な社会の実現に向けた人権尊重の姿勢が評価されました。
当社グループは、これからも国際的な人権基準を尊重し、事業活動を通じて持続可能な社会の発展に寄与し、社員一人ひとりが共に歩む社会の一員として責任ある取り組みを推進していきます。
購買方針
当社は日本及び海外において、グローバルに生産及び購買活動を展開しております。
こうしたグローバルな生産活動に際して、国内外のすべての企業に公平な機会を設け、公正な評価により、当社の求める条件に合致した優れた部品を購入するという基本的な考え方により購買活動を行っています。また、国際法及び国内法、社会規範を遵守し、お取引先様との相互協力、信頼関係を築くよう努めるとともに、最適な品質及びコストを追求いたします。併せて、地球環境保全などの社会的責任を果たす取り組みについても、お取引先様のご協力を得ながら積極的に推進していきます。
グリーン調達ガイドライン
地球環境への負荷を可能な限り小さくしていくため、生産活動や製品における環境負荷の低減とともに、資材や部品の調達においても、環境負荷低減に優れた資材・部品を優先的に調達していくことを「グリーン調達」の方針・目的とします。
TBKグループ全社が生産活動において調達する製品、資材、部品を対象とし、その調達から加工・組立、輸送、使用、廃棄にわたる製品のライフサイクル全体を通して環境負荷の低減に努めなければなりません。これは当社だけで実行できるものではなく、お取引先様の協力が不可欠です。また、地球温暖化防止への取り組みの重要性も一層高まっています。当社といたしましても、お取引先様との連携を強めながら環境対応をさらに進めてまいりたいと考えています。
当社の取り組みに対する皆様のこれまでのご協力に感謝しますとともに、今後もより一層のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
サプライヤーコミュニケーションの実施
当社は、お取引先様との信頼関係強化とコミュニケーション向上を目的として、年次の方針説明会を実施しています。経営方針や購買方針を明確にし、サステナビリティやBCP協力の要請を含む多岐にわたるテーマを取り上げ、お取引先様への表彰も行っています。さらに、生産説明会も年に1回開催し品質の更なる向上に向けて取り組んでいます。
サプライヤーコミュニケーションに関する主要イベント
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
方針説明会 | ● | |||||||||||
生産説明会 | ● | |||||||||||
TBK協力会 | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
優良・協力企業表彰 | ● |
サプライヤーアセスメントの実施
当社は、お取引先様の取り組み状況の確認を目的に、お取引先様総合評価を実施し、お取引先様のリスク・機会を特定しています。当社基準を満たさないお取引先様には、是正処置計画を立て、指導を行いながら改善を促しています。
総合評価に関する項目
評価指針(例) | |
Q:品質 | 品質向上・改善に関する取組み |
C:価格 | 価値分析・原価低減提案に関する取組み |
D:納期 | 安定的な供給維持に関する取組み |
M:経営 | 後継者問題など企業継続に関する取組み |
S:協⼒度 | お客様要望・当社調査依頼などに対する取組み |
E:環境 | 環境などに関する認証取得への取組み |
購買担当者への研修
当社は、調達活動を円滑に推進することを目的として、購買部に配属された社員を対象に定期的に研修を実施しています。研修内容はキャリアに応じて、購買業務に必要な知識・スキル、調達におけるリスクマネジメント、グローバル調達リーダーに関するテーマ等を取り上げています。
さらに、グリーン調達からクリーン調達へ視野を拡大したテーマにも取り組んでいます。
品質方針
安全で、信頼性の高い製品をつくり、お客様に提供する。
私達は、この基本理念を具体化するため以下の事項を確実に行います。
1.お客様及び法規制等の要求事項に適合する製品を安定供給し、業務と製品の“質”の向上を図ることで、お客様満足と信頼を獲得します。
2.品質方針実現のため、品質目標を設定し、定められたルールに従い活動と結果の評価を行い、品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善します。
3.品質方針の適切性及び見直しの必要性について、定期的にレビューを行います。
品質管理体制
当社グループは、品質向上のための体制として「全社品質会議」と「工場品質報告会」を月次で開催しています。
全社品質会議は、経営責任者であるTBK社長に製品品質状況や品質マネジメントシステムの有効性をレビューするために、品質管理責任者を会議長とし、子会社の管理者(部長)以上で構成されています。社内の横断的な品質問題について情報共有や解決策を検討し、トップマネジメントの指示事項を含めTBKグループ全社へ展開し改善へ繋げています。
また、工場品質報告会は各工場の工場長と課長以上、品質部門で構成され、製造プロセスや出荷後の品質問題、サプライチェーンを含む部材の不具合について対策を立案し、継続的な品質改善を目指しています。これらの会議体は、品質に関わる全社的な取り組みを具体化し、組織全体としての品質マネジメントシステムの効果を最大限に発揮する役割を果たしています。
品質マネジメントシステム
当社グループは自動車メーカーが採用している国際品質保証規格「ISO9001」を1999年に取得以降、現在の「IATF16949」を運用し、国内のみならず全世界向けに高品質、高精度の製品を供給できる生産体制を確立しております。
TPSからNPSへ ~モノづくりの進化~
当社は、日本の製造業を支える団体のNPS(THE NEW PRODUCTION SYSTEM)研究会に入会し、最新の生産管理手法や業界のベストプラクティスを積極的に学び、独自の生産システムを更に高度化することで、柔軟かつ効率的な生産体制を構築しています。
以前まで採用していたTPS(TBK PRODUCTION SYSTEM)生産方式で培った「必要なものを必要なときに必要なだけ供給する」という考え方を継承し、原材料~販売までのリードタイム・在庫・投入資源を最小化しています。また、当社で築いた同期化ライン・多品種混流生産ラインなどで、より高い生産性とコスト削減を実現しています。
NPS生産方式では、ジャストインタイム、自働化のみならず、人間尊重を基本理念としながら徹底した無駄を排除することで、より高い品質と生産性を実現するモノづくりを推進しています。
カテゴリー | マテリアリティ | 評価指標 | 2024年度目標 |
社会 S |
品質向上・改善に関する取組み |
|
共にゼロ目標 |
研究開発
企画/開発/設計
当社では、製品の企画段階から設計・開発に至るまで車両メーカーやエンジンメーカーとも協力しながら進めております。それはメーカーにとってもコストダウンや開発期間の短縮に直結しているからです。
ブレーキ部門では、環境に配慮したブレーキやライニング、パッド材の研究開発が重点テーマです。ポンプ部門では、より軽量化・高効率化・静音化を追求するとともに最小限のエネルギーで駆動し、エンジン性能を最大限発揮する電子制御式省エネポンプの開発などを通して、エンジンメーカー・車両メーカーの開発に貢献しています。新製品開発部門では、カーボンニュートラルを目指した取り組みの一環として、新しい用途のニーズに対して研究開発を推進しています。蓄積したメカニカルウォーターポンプやオイルポンプの技術を活用し、電動ポンプの量産化を実現するとともに、これらの技術を核とした商用車向けサーマルマネジメントシステムの開発にも取り組んでいます。
また、生産効率とコスト削減に関連して、部品の共通化、工程の共通化を考慮した設計思想を貫いています。
実験環境
台上実験
新製品を世に送り出すまでには、実車走行を想定した厳しい性能試験・耐久試験を行っているほか、温度、湿度、浸水、振動などの環境試験を行い、信頼性を確保しています。
実車実験
当社では、数々の台上試験機での性能試験、耐久試験のほか、実車環境においても低速から高速まで、様々な環境での試験が可能な高速周回路を有し、数々の実車試験を行っています。
品質向上を目的とした研修
当社グループは、従業員の品質意識の向上を目的とした多様な研修プログラムを実施しています。具体的には、品質基準のスタートアップコースから、継続的なスキルアップを目的とした中堅社員向けの応用コースまで、各階層に合わせカスタマイズされた教育を提供し、品質管理の基盤を固めています。
【取り組み事項】
・品質マニュアル教育…対象者:班長以上(TBKにおけるQMSの理解)
・社内測定技能検定制度…対象者:製造作業者(測定スキルの向上)
・QC検定(3級・2級)取得教育…対象者:製造班長、間接部門(統計的ツールの適切な活用方法習得/品質管理の理解)
・限度見本による見る目(外観確認)向上活動…対象者:製造作業者、品質管理作業者(流出不具合防止)
・通信教育…対象者:全従業員(資格向上、自己研鑽)
・社内内部監査員教育…対象者:QMS/製造工程/製品監査に関わる部門(TBKのQMS向上)
・重要保安部品認定作業者育成教育…対象者:重要保安部品取扱い作業従事者(部品が壊れると人命に関わる製品の品質保証を確実に行う)
・特殊工程作業者育成教育…対象者:特殊工程作業従事者(欠陥が外観で判断出来ず、使用後にしか欠陥が発見できない製品の品質を確保する)
TBKを知る
考え方・方針
人材育成方針
外部環境の変化に対応しながら企業価値を高めていくには、多様な価値観を持つ社員が主体性や創造性を発揮し、経営Visionを実現していく必要があります。それぞれのキャリア階層に求められるスキルの習得を目指した教育体系を整備し、個々の能力を存分に発揮できる体制を目指します。
TBKが目指す人材の人物像
主体性・創造性・責任感・実行力を持った人材
体制
当社では、人材育成方針に基づき、人材の成長を支える仕組みを整えています。総務部・教育担当者を中心に、社員一人ひとりのスキルや知識を高めるための研修企画を立案し、グローバルな視点を持った人材育成にも力を注いでいます。各拠点では、工場の現場作業に関わる教育や技能実習生のサポートを通じて、次世代を担う人材の育成に取り組んでいます。本社と各工場が連携することで、多様な成長機会を提供し、社員がその可能性を最大限に発揮できる環境を目指しています。
目標
方針 | 戦略的取り組み | 指標 | 2022年度 | 2024年度 目標値 |
キャリア形成に向けた計画的育成 | 体系的な階層別教育の実施 | 対象者となる若手社員の受講率 | 100% | 100% |
管理職の受講率 | - | 100% | ||
グローバル人材の育成 | 人事交流の促進 | グループ間の異動者数 | 1名 | 8名 |
取り組み
キャリア形成に向けた計画的育成
主体性・創造性・責任感・実行力を持った人材の育成を目指し、若年層から管理職までの各キャリア階層に求められるスキルを明確にし、社員がそのスキルを習得できるよう計画的・体系的な教育を実施します。
さらに、次世代のリーダー育成に向けての教育として、多様な価値観や経験を得られるよう、人事ローテーションや国内外グループ会社への出向などを積極的に行います。
また、研修を通じて部門や拠点を越えたグループ内でのコミュニケーションを促進し、組織の活性化や新しいことにチャレンジしていく企業風土の醸成を目指します。
グローバル人材の育成
当社グループは、国内外のグループ会社を通じて、グローバルでの人材育成と多様な人材の活用を推進しています。
具体的な取り組み
・日本・タイ・インドでの共同研究・開発体制を構築し、グループ全体の開発能力を強化
・拠点間での人材交流を通じて多様な人材をグローバルで登用し、多様な価値観を持つ社員が個々の力を発揮しイノベーションを生む環境を整備(海外トレーニー制度)
・グローバル人事ミーティングの開催、拠点間の人材交流戦略の立案と推進
・オンライン工場ツアーを通じたグループ内他工場の紹介や、他拠点での取り組みやアイディアの取り入れ
・海外拠点開発エンジニア育成のための日本での研修プログラムの構築
教育訓練プログラム
教育・研修マップ
考え方・方針
人材の多様性に関する考え方
当社は、人材の多様性を尊重し、グループ全体でダイバーシティへの理解を深めるとともに、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、性別等に関わらない育児・介護等を含めた多様なライフスタイルや価値観を尊重し、長く働き続けられる環境の整備に取り組みます。
目標
カテゴリー | マテリアリティ | 評価指標 | 2024年度目標 |
社会 S |
多様性のある人材の確保・活用 | 管理職に占める女性の割合 | 女性管理職15% |
取り組み
育児介護との両立支援
当社は、育児休暇制度・介護休暇制度を設け、男女問わずすべての社員が育児・介護のための制度を利用できる社内風土を醸成しています。
女性の積極採用
当社は、女性社員の活躍に関する情報を広く公表し、応募者の増加につなげます。
女性の積極登用
当社は、女性社員の昇格・昇進を促進し、賃金格差を解消します。
その他多様な人材活用への取組み
当社は、多様な人材がその能力を最大限に発揮できる環境づくりを進めています。
シニア人材の活躍を促進するため、60歳定年後の「定年再雇用」制度を導入しています。この制度により、一人ひとりのキャリアプランに基づき、柔軟な働き方を提供し、シニア層が引き続き活躍できる環境を整えています。
また、外国籍人材に対しては、「社内日本語教室」を実施しています。日常業務の指導やコミュニケーションを円滑に進めるための手法を学び、異文化間の相互理解を促進しています。
さらに、障がい者人材に対しても積極的な雇用促進を行っており、それぞれの個別ニーズに応じた職場環境の整備を進めています。障がい者が働きやすい環境を提供し、組織全体の多様性を高める取り組みを行っています。
当社は、多様なバックグラウンドを持つすべての人材が能力を発揮できる職場づくりを目指し、これからも働きやすい環境を推進していきます。
考え方・方針
社内環境整備方針
当社では、働きがいのある職場づくりを目指し、社員の健康およびワークライフバランスの推進、社員満足度の向上に取り組みます。
目標
⽅針 | 戦略的取り組み | 指標 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 目標値 |
⼈材の多様性 | 働きがいのある職場づくり | 年次有給休暇取得率 ( )は平均取得⽇数 |
81.6% (12.7⽇) |
75.1% (14.0⽇) |
80.0%以上 (14.0⽇) |
⼊社3年後の離職率 | 28.6% | 19.5% | 25.0%以下 |
取り組み
従業員意識調査の実施
当社は、定期的に従業員意識調査を実施しています。アンケートの結果から課題を抽出し今後の諸施策に活かしています。
考え方・方針
安全衛生に関する基本的な考え方
当社は、社員の安全と健康の確保を重要事項として捉え、安全衛生の徹底した管理と事故の未然防止に取り組み、職場環境を継続的に改善します。
体制
安全衛生推進体制
当社では、「安全衛生環境委員会」を中心に安全衛生管理を推進しています。本委員会は、会社側と組合側の代表・産業保健師・産業医により構成され、各拠点で月に1回開催しています。主な議題は安全パトロール、災害報告、保健師による面談、他社の安全衛生情報の共有などとなっています。
目標
カテゴリー | マテリアリティ | 評価指標 | 2024年度目標 |
社会 S |
製品品質・労働安全の維持・向上 | 重篤災害発生件数 | ゼロ目標 |
取り組み
安全衛生に関するリスクアセスメント
当社は、安全衛生に関するリスクアセスメントを実施しています。アセスメントを通じて安全衛生リスクを特定し、教育・訓練・緊急対策の策定など多角的な対策を講じており、全社員に安全な職場環境を提供することに尽力しています。
安全体感教育の実施
当社では、新規に入社した社員に安全体感教育を実施しています。実際に工場の設備を使って危険性を体感することで、社員の安全への意識向上に努めています。
産業保健師の配置
当社では、本社および福島工場、鶴岡工場の各拠点に産業保健師を配置し、社員への情報発信や希望者への面談、健康相談への対応など、社員が安心して働ける職場づくりを目指しています。
考え方・方針
健康経営宣言
当社は、「持続可能な成長を通して社会に貢献する」を長期目標として掲げています。社員の健康を促進し、また、それぞれの力を最大限に発揮できる健康で働きがいのある職場環境を実現することが、組織の活性化及び持続的な成長につながると考えています。社員の生活を豊かなものとするため、企業として成長し続けるために、社員の健康推進を経営戦略上の重要課題と位置づけ、社員の心と体の健康づくりを推進していきます。
体制
健康経営推進体制
当社は、TBK社長を責任者とし、健康経営推進担当者が中心となって健康経営を推進しています。
目標
カテゴリー | マテリアリティ | 評価指標 | 2024年度目標 |
社会 S |
働きがいのある職場づくり | 健康経営推進 | 健康経営優良法人取得 |
取り組み
健康維持への取り組み
当社は、社員の健康診断の実施を通じて積極的な健康維持に取り組んでいます。
健康診断の重点取り組み
・定期健診の受診率100%を目指した未受診者フォローの徹底
・精密検査の受診促進
・オプション検査の補助制度の周知
「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定
当社は、経済産業省および日本健康会議が進める健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
ストレスチェックの実施
当社は、年に1回ストレスチェックを実施しています。ストレスチェックの結果は4つのリスクカテゴリーに分類されストレスリスクが高いと判断された社員がいる場合、産業保健師による面談の実施等、メンタルヘルスの改善に努めています。すべての結果はプライバシーを保護し、法令を遵守して管理されています。
産業保健師面談
当社グループは、産業保健師による健康管理の充実にも取り組んでいます。健康面談ルールに基づき職場の安全性と衛生状態を点検し、見つかった問題点については、管理職にアドバイスを提供しています。さらに、メンタルヘルスに課題を抱える社員に対しては、個別の面談や復職支援を含む具体的なサポートを提供しています。これらの施策を通じて、職場の健康状態を総合的に向上させ、すべての社員が安心して活躍できる環境の構築に努めています。
考え方・方針
社会貢献活動に関する基本的な考え方
当社は、企業市民として地域社会の発展と環境保全に取り組みます。そして、これらの取り組みを通じて社会と共に成長する持続可能な社会の実現へ貢献します。
取り組み
つるおかSDGs推進パートナーに登録
鶴岡工場は、鶴岡市におけるSDGSの普及啓発・達成に向けた取り組みを推進する「つるおかSDGS推進パートナー」に登録されました。
交流会では「鶴岡で取り組むべき課題」「若者たちが住みたくなる鶴岡市にするには」「地域を担う人づくり」「安心して暮らせる街づくり」等がテーマとなりました。当社は、これらの交流会を通じて得た知見を基に、地域社会と共にSDGS達成に向けた取り組みを一層推進してまいります。
鶴岡ごみゼロ大作戦へ参画
鶴岡工場は、鶴岡市役所市民部廃棄物対策課の呼びかけに応じ、5月30日の「ごみゼロ(530)の日」に、湯野浜海水浴場でのクリーン作戦に参加しました。この活動は、地域の企業や団体と共に海岸のごみを拾い、海洋プラスチックごみ問題※について考える機会としています。
※ 海洋プラスチックごみの約8割は陸地から来ており、その多くは道路にポイ捨てされたごみや、ごみステーションからあふれたごみ、レジャーで置き去りにされたごみなどが、風や雨によって海に流れ着くものです。
植林活動
TBK INDIA PRIVATE LTD.は過去3年間に植樹活動を実施し、現在までに工場敷地内に約164本の木を植えています。
福島第2工場ショールームがオープン
福島第2工場は、工場内に新たなショールームをオープンしました。本ショールームは、「住み続けられるまちづくり」をテーマとして、地域社会をはじめとしたすべてのステークホルダーに向けて、TBKグループの企業姿勢を発信する場として設立されました。
展示エリアには、ブレーキやポンプ、エンジンアシストシステムなどの製品展示に加え、地域との連携を象徴する玉川村コラボエリアも設置されています。今後、ショールームを通じてステークホルダーとの交流を深め、SDGs達成に向けた取り組みをさらに推進します。
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